男子フルーレ個人の決勝トーナメントが行われ、2008年北京五輪銀メダリストの太田雄貴(森永製菓)が決勝でアレクサンダー・マシアラス(米国)を15-10で破り初優勝した。個人、団体を通じ、日本勢で史上初めての世界一となった。

 太田は準々決勝で12年ロンドン五輪覇者の雷声(中国)、準決勝ではゲレク・マインハート(米国)をともに15-9で倒した。太田が世界選手権の表彰台に上がるのは銅メダルを獲得した10年大会以来。

 ◇太田雄貴の話 やってきたことを遂行することだけを愚直にやった。人生の最後の世界選手権になるかもしれないと思って挑んだ。最後の最後でこうやってタイトルを取れて本当にうれしい。次は(来年に)団体での五輪の金メダルをみんなで分かち合いたい。