国際オリンピック委員会(IOC)が初の試みとして8月のリオデジャネイロ五輪で特別参加を認めた「難民五輪選手団」に選出された競泳男子のラミ・アニス選手(25)が10日、ブリュッセルで記者会見し「五輪は誰もが夢見る舞台で出場できてうれしい。誇りを感じる」と喜びを語った。
IOCが3日に発表した10選手の一人。内戦が続くシリアから2011年にトルコに渡った。現在は昨年移り住んだベルギーで、練習環境とコーチの支援を受けてトレーニングを続けている。同じシリアからドイツに渡った競泳女子のユスラ・マルディニ選手(18)と連絡を取り合ったそうで「世界の難民に希望のメッセージを伝えたい。リオ五輪で自己ベストを更新するのが目標」と笑顔で思いを口にした。
中東などの紛争地域から欧州に難民が大量流入している問題を受け、IOCは難民チームにユニホームを支給。開会式では五輪旗の下で行進し、メダルを獲得した場合は表彰式で国歌の代わりに五輪賛歌が使われる。


