東地区の仙台89ERSは守備が崩壊して、今季2度目の3連敗を喫した。千葉の5選手に2桁得点を許して75-85。第3クオーター(Q)から突き放された。
仙台の持ち味、守備がいきなりリズムを崩した。第1Q開始直後に3点と2点シュート、フリースロー1本を決められて0-6。間橋健生ヘッドコーチ(HC、45)は「出だしに立て続けにやられて、選手がパニックになった」。前日5日に35得点をマークした千葉の大黒柱・富樫勇樹(23)は14得点に抑えたが、他の4選手に2桁得点を許した。85失点に同HCは「ディフェンスが崩壊してしまったのかな」と受け止めた。
「富樫封じ」に一定の効果が出た分、他の選手への守備が甘くなった。速さにも対応できなかった。間橋HCは「もっと誰を抑えるべきなのか、明確な指示ができなかった」と自身のミスを認めた。14得点と活躍した片岡大晴(30)は「チームとしての守備ができず、個々の守備になってしまった」と連係不足を反省する。千葉は主力の出場停止、ケガなどでプレーできたのは実質9人。仙台は戦力面で有利になっても、生命線が崩れては勝機は遠のく。
15得点と気を吐いた熊谷宜之(30)は「シュートを決められた時、やられてしまったと気持ちの切り替えが一瞬遅れることがある」と、チームの現状を明かした。間橋HCが言い続ける「2400秒(試合時間の40分)に集中する」は全員が守り切れていない。守備のほころびが出て、1試合を戦い抜くタフな精神力にもまだ欠ける。次節19日から東地区で実力の抜きんでる栃木、A東京との3連戦。厳しい戦いが待っている。【久野朗】


