10連覇がかかった体操の全日本個人総合選手権(7~9日、東京体育館)に出場するリオデジャネイロ五輪団体、個人総合金メダリスト内村航平(28=リンガーハット)が6日、会見を行った。

 五輪後初の実戦。その間、ルールが変わり、自身もプロ転向するなど環境はがらっと変わったが「自分の演技をするということに関してはいつもと変わらない」と、落ち着いた口調で語った。演技の出来栄えを示す「Eスコア」の採点が厳しくなり、右足首、腰など故障で完全に回復していないことから、当初考えていた構成より難度を下げて臨む。それでも「自分の持ち味である美しい演技、Eスコアが評価される演技が出せる構成になっている」と自信をのぞかせた。

 新ルールとなっても、内村の美しさを求める信念はぶれない。「美しい体操、というのはいつどの時でも絶対的に評価されないといけないし、(新ルールで)評価されるようになった。そこは、より追求してやっていきたい。技の難易度は今は低いですけど、低い状況で美しい演技ができるのは自分の中では当たり前。ここから東京(五輪)まで年齢も上がっていくが、その中でどこまで自分が難易度をあげて、美しさを保つことができるか」。20年の五輪に向け、ここから再び美しい演技を磨いていく。