世界ランキング12位の日本は、同1位ブラジルにストレート負けを喫し、今大会は5戦全敗の最下位に終わった。スタメンから右膝痛の石川祐希(中大)に加えて柳田将洋(TVインガーソル)も外れ、第1セットからブラジルの高さとパワーに圧倒された。ブラジルが4連覇を達成。日本は2大会連続で5戦全敗で最下位となった。

 5試合を通じて、日本の良さを発揮できず、中垣内監督は「トップ5との差は大きい」と実力差を認めた。来年の世界選手権での目標を当初からベスト8としていることを聞かれると、表情を緩めながら「下方修正した方がいいということですか。あまりにも弱いので」と自虐的に言って、会見場を笑わせた。2メートル1センチで本来はミドルブロッカーの小野寺大志(東海大)を、今大会ではウイングスパイカーで起用。高いサイドアタッカーの育成を、今後への活路とする考えを示した。