2020年東京五輪(オリンピック)・パラリンピック組織委員会は22日、大会マスコットを選ぶ小学校の学級単位の投票を締め切り、1万6000校以上、約20万学級が参加したと発表した。組織委は28日にマスコット審査会で最多得票の作品の採用を承認後、東京都品川区立の小中一貫校、豊葉の杜学園で発表会を行う。

 参加した学校数は対象となる約2万1000校の7割を超える結果となった。審査会の宮田亮平座長は「大会への関心の高さに、改めて身が引き締まる思い。子どもたちが大会に参加できる貴重な機会で、大会成功への大きな一歩になると信じている」とコメントした。

 組織委は昨年12月に最終候補3作品を公表し、小学校の各クラスに1票を与える投票を開始した。候補「ア」は五輪、パラリンピックとも大会エンブレムで採用された日本伝統の市松模様が特徴で、「イ」は五輪マスコットが招き猫とキツネ、パラリンピックは神社にあるこま犬がモデル。「ウ」は五輪がキツネ、パラリンピックがタヌキをモチーフにしている。