バスケットボール男子の全米大学体育協会(NCAA)1部に所属する20以上の大学で選手に不正な金銭が渡っていたと、米ヤフースポーツが23日に報じた。連邦捜査局(FBI)が約1年にわたって集めた資料を入手し、記事化した。

 有力選手の入学などに際し、代理人事務所を通じて本人や家族に数万ドル(数百万円)に及ぶ入金があったという。ミシガン州立大やデューク大など上位にランクされる大学の主力選手が含まれ、3月半ばに始まる全米大学選手権に影響を及ぼす可能性もある。

 NCAAのマーク・エマート会長は「(記事が)真実なら、直ちに正さなければならない。ルールにのっとっている者たちに対する侮辱だ」との声明を出した。