スノーボードのUSオープンは10日、米コロラド州ベイルでハーフパイプ決勝が行われ、冬季オリンピック(五輪)2大会連続銀メダルの平野歩夢(19=木下グループ)が89・62点で初優勝した。平野は昨年の大会で転倒し、左膝と肝臓を負傷して戦線離脱を余儀なくされた。挽回を期して臨んだ今大会は2回目に大技の「ダブルコーク1440」を決めて高得点をマーク。念願の頂点に立ち、主催者を通じて「昨年、大けがをしたこの大会での勝利は間違いなく大きな意味を持っている。とても興奮している」と喜びを語った。

 片山来夢(バートン)が86・75点で2位。五輪3大会で金メダルのショーン・ホワイト(米国)は出場していない。