関東学生アメリカンフットボール連盟は31日、都内での臨時理事会後に記者会見を開き、関西学院大の選手を悪質な反則で負傷させた問題で、18年度シーズン終了まで公式試合の出場資格停止とした日大について、出場停止を解除しないと発表した。

 質疑応答の中で関東学連関係者は、秋のリーグ戦への出場が不可能になったことで生じる損害賠償を、日大に求める考えを明らかにした。

 質疑応答で、日大に損害賠償を請求するかと質問が出た。関係者は「シーズンを通して、どれくらいの金額になるか、カードによっては他で補てん出来るものもある。シーズンが終わって子細、検討し、金額を確定したい。年初予算から見たら、大幅に狂うのは明白。検討の範囲として行います」と損害賠償を求める考えを示した。

 日大は秋のリーグ戦初戦は、9月1日に日体大と戦う予定だった。日大が7試合とも不戦敗となる一方で、連盟は出場を前提に準備を進めてきており、この日までに一部関係者が、日大に会場負担金やチーム券など約300万~400万円程度とみられる補てんを求める考えを示していた。