20年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会は11日、自転車BMXレースのテスト大会を東京・有明で開催。世界24カ国90人以上の選手が参加し、東京五輪で使用されるトラックで初めて走行した。大きな特徴は、ジュニア世界1位に輝いた日本のトップライダー、中井飛馬(日体大)に言わせると「距離が長い。それだけ体力が必要」と言うことになる。通常は約400メートルが、今大会では450~475メートルのトラックが使用され、18年アジア大会金メダルの長迫吉択(MXインターナショナル)も「W杯ではこんなに長いコースはない」と、難しさを強調した。

国内でBMXレースができる本格的な国際トラックは初めてという。それも、新交通ゆりかもめの有明テニスの森公園駅からすぐの場所とあって、「五輪後も残してほしい」(長迫)と、選手からは要望が上がっていた。

今大会は、当初、12、13日に開催予定だったが、台風19号の影響を受け、11日に前倒しして開催。1日だけの大会となった。