女子テニスで、1月の全豪で4大大会2大会連続優勝を成し遂げ、アジア選手初の世界1位となった大坂なおみ(22=日清食品)が今季最後の“仕事”を終えた。

7日、都内で契約する日産自動車のテニス教室に参加。23人の子どもたちを指導し、最後まで笑顔を見せた。

10月6日の中国オープン決勝で痛めた右肩は、関係者によると「深刻ではないが、そんなに軽くもない。2~3週間の休養が必要」だという。3日に終了したWTAファイナルは1戦だけで棄権し帰国。磁気共鳴画像装置(MRI)検査を受けた。この日も、ラケットで球は打たなかった。

懸案の新コーチは「この1週間ぐらいで発表するつもり」(所属事務所マネジャー)。最終契約には至っていないが、すでに本決まりだという。また、優勝した18年全米、19年全豪でタッグを組んだバイン・コーチの復帰は絶対にないという。

大坂は、来季は20年1月6日からのブリスベン国際でスタート。同20日からの全豪で2連覇に挑む。7~8月には東京五輪もある。「全部の大会で勝ちたいし、金メダルも取りたい」と意欲的だった。