ショートプログラム(SP)首位のネーサン・チェン(20)がフリーもトップの216・04点を記録し、合計330・17点で4連覇を果たした。国際スケート連盟非公認大会ながら、自らが持つ同連盟公認大会の世界最高335・30点に迫る330点台をマークした。

チェンはフリーの冒頭で4回転フリップ-3回転トーループの連続ジャンプを成功させ、4・87点の加点。1つのジャンプで20・07点を稼いだ。さらにはサルコー、トーループ2本の4回転3種4本を決めた。演技構成点は「振り付け」の項目でジャッジ9人中6人が満点の10点をつけた。3連覇を目指す世界選手権(3月、カナダ・モントリオール)へ弾みを付けた。

SP2位のブラウンが合計292・88点で2位。SP5位の樋渡知樹が合計278・08点の3位に入った。19年世界選手権3位でSP4位のゾウは、合計275・23点で4位となった。