スケートボード・パーク男子の笹岡建介(20)と同女子の岡本碧優(みすぐ、13)が28日、都内で東京オリンピック(五輪)への意気込みを語った。所属契約を結ぶエムケイ(MKタクシー)の新制服発表会に出席。半年後に迫った五輪に向けて、2人は「頑張りたい」と声をそろえた。

昨年11月に同社とアスリート所属契約をして「今まで以上にいい練習環境になった」と笹岡が言えば、岡本も「頑張らないといけないという気持ちになった」と気を引き締めた。新しく発表された制服に、笹岡は「すごく高級感がある。いつか着てみたい」とタクシー乗務員への転職希望? まで口にした。

初めてスケートボードが実施される東京五輪まであと半年。昨年はケガもあって出遅れた笹岡は「五輪まで(予選対象の)世界大会が4つあるので、まずは出場できるように」と巻き返しを誓った。現在五輪ランキングは30位。日本勢では冬夏出場を目指す平野歩夢(21)の26位に次ぐが、さらなる上位を目指した。

昨年の五輪予選大会で全勝するなど2位以下を引き離して五輪ランク首位を独走する岡本は「新しい技にも挑戦していきたい」。昨年は女子の公式戦で初めて決めた「バックサイド540」(1回転半)を武器に活躍したが「今は他の選手もやっている。540だけじゃ勝てない」と危機感を持って話していた。