フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦NHK杯の開幕を翌日に控えた26日、会場の大阪・東和薬品ラクタブドームで公式練習が行われた。

アイスダンスで全日本選手権2連覇の小松原美里(28)、ティム・コレト(29=ともに倉敷FSC)組は午後0時から氷の感触を確かめた。

 

小松原は「(会場に)入る時はいつも通りと思っていたんですが、入ってみると、全日本の初優勝もここでしたし、たくさんの思い出があり、うれしい気持ちになりました。スタッフの方の顔をみて落ち着きました」と気分が上がった様子。全日本選手権を初制覇した18年と同じ氷に、「リンクのコーナーはどうかななど確認しましたが、2年前と同じ。『こう対処していこう』と話しました」と経験値が役に立ちそうだ。

NHK杯は、「日本人カップル」として初めて臨む大会にもなる。17年に結婚したコレトが今月19日に日本国籍を取得した。これで22年北京五輪の道が開け、コレトは「シンプルにうれしい。すごく重要なモーメント。まだ消化してないと思ってますけど、頑張りたいと思ってます。日本人として。よろしくお願いします」とあいさつした。

リズムダンスが27日、フリーダンスは28日に行われる。