フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦NHK杯の開幕を翌日に控えた26日、会場の大阪・東和薬品ラクタブドームで公式練習が行われ、女子で18年世界選手権銀メダルの樋口新葉(19=明大)が好調さをアピールした。

午後に組まれた練習では、フリーの曲かけの冒頭にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めた。試合での成功は間近と思われる完成度に、「90%くらいは気持ちで跳んでいるところがある。あとは少し、調整みたいな感じ。軸の傾き、跳び上がるタイミングが必要だと思います」と見定めた。

高難度だけに、会場ごとに異なるわずかな氷の質にアジャストする必要がより迫られる。今回は…。「自分がいつも練習している神宮より、すごく跳び上がる、浮く感覚があって、踏み切りですごくしっかり踏み切れる感覚がある。跳びやすいなあと。跳び上がりすぎないように気を付けないといけないなと思いました」。好感触ゆえの警戒を口にした。

4年ぶり2度目の出場で初優勝を狙う大会は、27日にショートプログラム(SP)、28日にフリーが控える。