鍵山優真が異次元V、非公認ながらジュニア世界最高

  • 全国高校スケート選手権フィギュア競技 男子決勝(フリー)でインターハイ初出場初優勝を遂げた星槎国際横浜の鍵山優真(撮影・木下淳)
  • 全国高校スケート選手権フィギュア競技 男子決勝(フリー)でインターハイ初出場初優勝を遂げた星槎国際横浜の鍵山優真(撮影・木下淳)

<フィギュアスケート:全国高校選手権>◇第3日◇23日◇長野市ビッグハット◇男子決勝(フリー)

世界選手権(3月、ストックホルム)代表の鍵山優真(17=星槎国際横浜2年)が、今季初のジュニア大会で“世界最高得点”をマークした。ショートプログラム(SP)首位発進に続き、フリーも1位の173・16点。合計262・07点は国際スケート連盟(ISU)非公認ながらジュニアの歴代最高記録を超えた。インターハイ初出場初優勝も遂げた。2位には4回転ルッツを決めた佐藤駿(16=埼玉栄2年)が入った。

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鍵山が、ミスがあっても完全Vの演技で格の違いを見せつけた。冒頭の4回転サルコーこそ安定感抜群だったが、4回転トーループからの2連続が3回転から2回転に。中盤の3回転ルッツも「初めての転び方でビックリした」という珍しい転倒でダブルにできなかった。「反省点が多すぎて結果のことは考えられない」。そう苦笑いしたが「インターハイも(シニアの)全日本もNHK杯も自分の中では同じ。優勝は素直にうれしい」と振り返った。

ジュニアの試合用にコレオシークエンスを抜いた演技構成を自ら考案したが「ぎゅうぎゅうになったかな」とシニアの体になっていた。SPも4回転を跳べないルール下、異質の88点台で計262・07点。ISU非公認ながら19年ジュニアグランプリ(GP)ファイナルで佐藤駿がマークした255・11点を上回った。

全日本選手権は羽生、宇野に次ぐ2年連続の銅メダル。既にシニアで日本トップ3に入る。昨年は4大陸選手権(韓国)があって今大会初出場Vとなったが「知らない選手もいて学びが多かった」と貪欲。今年は4回転ループなどを候補に新技も投入予定だ。まだまだ伸び続ける。【木下淳】