Bリーグ1部(B1)レギュラーシーズン東地区1位の宇都宮ブレックスが、ワイルドカードで進出してきたサンロッカーズ渋谷に先勝した。

序盤から得点を重ねて優位に立ち、後半に粘る相手を振り切った。

持ち味の守備力を発揮し、攻撃面では3本の3点シュートを決めた遠藤祐亮は、「準備してきたことをエナジーを持って出せた。自分たちのペースに持ち込めるようなディフェンスが出来た」と笑顔。ボールを持つ相手選手にぴたりと張り付き、8秒以内に反対側のコートへと運ばせない守備も披露。東京五輪候補のベンドラメ礼生から奪った「8秒バイオレーション」に、ホームアリーナのファンから大きな拍手が送られた。

両チーム最多28得点を挙げたLJ・ピークは「チームを勢いづけるためにも、積極的にプレーしようと試合に臨んだ」と振り返った。

レギュラーシーズンの成績上位8チームが参加するチャンピオンシップは、各ラウンド2戦先勝方式で実施。他の準々決勝3試合より1日早く、この日、宇都宮で開幕した。