東京オリンピック(五輪)後の初の公式大会に出場した日本(世界ランキング8位)が決勝で中国(同7位)に競り勝ち、大会史上初の5連覇を達成した。赤穂ひまわり(23=デンソー)が大会MVPに選ばれた。

決勝では前半から一進一退の攻防が繰り広げられ、最後まで息をのむ展開が続いた。残り1分を切って追いかける日本は、宮崎早織(ENEOS)のパスを受けたオコエ桃仁花(富士通)が逆転シュートに成功。その後、相手の反撃をしのいだ。

試合後の会見で 新監督は、「チーム全員が40分間、力を合わせてプレーし、ポジティブなエネルギーで戦い抜いて勝ち取れた結果。とてもうれしく思う」とうなずいた。

5連覇達成の要因について問われた指揮官は、「選手たちが自ら考え、自分たちを高め合えることがこのチームの最大の強み。午前中も選手たちが自分たちで話し合って素晴らしい練習をしてくれていた」と話した。

第2クオーターや第3クオーター、相手に攻め込まれる時間帯もあったが、「プレッシャーをかけるところを明確に」するなどして修正したという。攻撃面について指揮官は、試合途中に宮崎が「判断を任せてほしい」と口にしたことを明かし、「彼女がクリエーティブな仕事をしてくれて逆転できた」とたたえた。

その宮崎は、決勝でチーム最多26得点、11アシストと大活躍。「優勝できてよかった。短時間でこんな最高のチームを作ってくれた恩塚さんやスタッフの皆さんに感謝したい」と喜んだ。

日本は銀メダル獲得メンバー5人を含む若手中心のメンバーで今大会に臨んでいた。対する中国はベスト8に入った東京五輪とほぼ同じメンバー構成。高さもあるその強敵に対して、日本は攻守の切り替えの速さを武器に戦い、5連覇を成し遂げた。【奥岡幹浩】