小林陵侑(25=土屋ホーム)が3季ぶり2度目のジャンプ週間総合優勝を果たした。3連勝で迎えた最終戦で合計277・8点の5位となり、4戦全勝の完全優勝は逃したが、首位を守った。2度目の総合制覇は日本人初。北京五輪前に歴史ある大会のタイトルを手にした。
◇ ◇ ◇
今季が始まって小林陵侑選手は、3季前みたいにまたほとんど勝つんじゃないかという内容を続けていた。ものすごく活躍すると思っていたが、まさかここまでとは。秋の状況を見ても日本の選手がこれはかなわんぞというゾーンに入っているような感じだった。
ジャンプ週間は違う形状のジャンプ台での4連戦。攻略するのが難しい。だから4連勝する人がなかなか出なかった。第1戦のオーベルストドルフは追い風が吹く。最後のビショフスホーフェンは特徴的で、全体的に緩やかな台。00年ごろ、改修されて近代的な形状になり、実力どおりの結果が出やすくなっている。それにしても、連勝は出来ませんよ。
どんな状況でも距離を落とさない巧みな技術がある。飛び出してから空中を進むスタイルはまさに鳥が飛んでいくような姿。力感も無駄な動作もない。普通は力が入っちゃうもの。抜群な体とスキーの角度を保って無理なく飛んでいく。あのスタイルだとスキーの裏が両足とも外に向くけど、彼は下向きのまま。足を開けば開くほど難しいけど、ナチュラルにできる。うらやましいな。(雪印メグミルク総監督)


