9月8日に開幕するラグビーのW杯フランス大会まで、3月8日で残り半年となった。
日本代表としてW杯3大会連続出場中で、19年日本大会では過去最高8強入りに貢献したフランカーのリーチ・マイケル(34=東芝ブレイブルーパス東京)が節目を前に思いを語った。
現在の日本代表は長年担ってきた主将を、フッカー坂手淳史(29=埼玉パナソニックワイルドナイツ)が務める。リーチは自身のプレーに集中しやすい環境が整い、6日には代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(53)から「素晴らしい」とリーグワンでの活躍をたたえられた。半年後の大舞台へ、思いは強い。
「『半年もある』ではなく『半年しかない』。今を大事にしないといけない。W杯は『日本ラグビーが世界一、素晴らしい』というのを伝える場所。『日本代表、日本の選手は強い』というのを証明する場所。たくさんの日本の高校生、中学生で、ラグビーをやっている人がかなりハードワークしている。日本代表もハードワークして、努力が無駄じゃないと証明したい。特別な場所だと思います」
11年ニュージーランド大会は白星をつかめず、15年イングランド大会で優勝経験を持つ南アフリカから歴史的勝利。前回の19年は初の準々決勝を経験した。中心選手として活躍してきた男には「ちゃんとやれば、前回大会よりも、いい成績を残せる」と自信がある。
同じチームのロックで20歳ワーナー・ディアンズはもちろん、CTBディラン・ライリー(25=埼玉パナソニックワイルドナイツ)、中野将伍(25=東京サントリーサンゴリアス)らW杯未経験者の個人能力の高さを理由に挙げた。一方、残り6試合となったリーグワンでは上位4チームのプレーオフ進出へ奮闘。リーチは「体をシャープにして、ワークレート(仕事量)高く、コンタクトエリアで負けないことを意識しています」と口にし、半年後を見据えて、力強く言った。
「これから、さらに化けたいと思います」
W杯1次リーグ最終戦アルゼンチン戦の前日10月7日に、35歳の誕生日を迎える。「ベテラン」と呼ばれる域に達しても、闘志は衰えていない。【松本航】


