花園近鉄ライナーズは“験担ぎ”も実らず、開幕からの連敗が11に伸びた。

この日は「スマイルマッチ」として、マクドナルドのマスコットピエロのドナルドと同じ赤と白のストッキングで臨んだ。

選手はもちろん、スタッフも全員が赤と白のストライプの靴下。

集まった多くの子どもたちに夢を与えようと、一致団結していたはずが…。

前半8分にPGで先制したものの、同11分にすぐに勝ち越しを許す。5分後には敵陣に入りながらSOとCTBのギャップを破られて連続トライされた。

後半5分にも相手SOが左へ移動してきたのに対応できず、簡単に数的有利を作られて失点。極め付きは同13分、自陣インゴールからCTBが右へキックパス。プレッシャーを受けた上に、強い日差しの逆光でFBが対応できずトライを奪われた。

奪われたトライは計10本。守備が修正できず、水間良武ヘッドコーチ(HC)は「小さなところ(ミス)が大きなところ(失点)につながっている。後半は1対1でやられて失点してしまった。難しい試合展開が続いているんですけど、毎試合、いい部分も出ている」と言葉を絞り出した。

連敗脱出へ、リーグワン公認サポーターでモデルの依吹怜が来場。それにちなんで、会場近くの「伊吹そば」のカツ丼(1200円相当)を報道陣に差し入れする念の入れようだった。

どうしても勝ちたい-。その思いが、裏目に出てしまったのか。

FB南藤辰馬は「チームのために(相手を)止めたいという気持ちが強いあまり、流れが悪くなると(組織的な)乱れにつながってしまっている」と指摘する。

開幕11連敗で得失点差はマイナス399。

どれだけ点差が開いても、本拠地・花園のファンからは「諦めるな~!」の大合唱。

試合後も温かい拍手に包まれた。