日本大学(日大)アメリカンフットボール部の寮内自室で違法薬物を所持したとして、警視庁に覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反(ともに所持)の疑いで3年生部員の北畠成文容疑者(21)が逮捕、送検された事件に関する大学側の会見が8日、東京・千代田区の日大会館(本部)で行われた。

OGの小説家で、昨年7月に就任した林真理子理事長(69)と酒井健夫学長、競技スポーツ担当の沢田康広副学長が登壇した。

林理事長は7月に就任1年の節目を迎え、改革について「6合目」と表現していた。今回の事案を受けて、現在地に言及した。

「6合目から、かなり後ずさりをした。本当に無念。後ずさりをしていますが、私ども、これを大きな契機と考え、一気に7合目まで戻っていきたい。謙虚に受け止めて、いろいろなものを精査して、築き上げていかないといけないと考えています」

今後に向けて、スポーツの現場にも目を向けた改革を誓った。

◆林真理子(はやし・まりこ)1954年(昭29)4月1日、山梨県生まれ。日大芸術学部卒業。コピーライターとして活動した後、1982年のエッセー「ルンルンを買っておうちに帰ろう」がベストセラーに。86年の「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年「白蓮れんれん」で第8回柴田錬三郎賞、98年「みんなの秘密」で第32回吉川英治文学賞も受賞。20年には菊池寛賞を受けた。83年から「週刊文春」でタイトルを替えながら連載しているエッセーは20年に「同一雑誌におけるエッセーの最多掲載回数」として、ギネス世界記録に認定されている。