ラグビーの世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」のハイランダーズ(ニュージーランド=NZ)は10日、日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(53)が9月開幕のW杯フランス大会後となる24年から「ヘッド・オブ・ラグビー」に就任すると発表した。

ハイランダーズはNZ南島のダニーディンが本拠地。「ヘッド・オブ・ラグビー」は首脳陣のサポート、ヘッドコーチの指導も行い、選手の採用などを含めて全体を指揮するという。契約は4年といい、ダニーディンにあるオタゴ大で育ったジョセフHCは「クラブと地域に恩返しをする絶好の機会と考えています」とチームを通じてコメントした。

ジョセフHCはハイランダーズを率いた15年、初のスーパーラグビー制覇に導いていた。現在のチームはクラーク・ダーモディHCが指揮。同HCも「ジェイミーのような世界クラスの指導者が、ラグビープログラム全体を指揮することには大きな価値があります」と古巣復帰を歓迎した。

ジョセフHCは16年から日本代表を率い、19年W杯日本大会では過去最高8強の成績を残した。今年7月には「今が離れるいいタイミングだと思う」とW杯後に退任する意向を示し「優先順位はW杯で勝つこと。このチームをリードするのが自分の責任です。選手たちが大好き。選手たちのハードワークが大好き。彼らはお金のためにやっているわけではない。世界クラスのチーム相手に戦う。プロフェッショナルなマインドセットで戦っている」と、フランス大会を集大成とする覚悟を口にしていた。

◆ジェイミー・ジョセフ 1969年11月21日、NZ生まれ。オタゴ大卒。NZ代表20キャップで、95年W杯準優勝。95~02年は日本のサニックスに所属。日本代表9キャップで、99年W杯出場。引退後はハイランダーズでHCを務め、15年にスーパーラグビー優勝。16年9月に日本代表HCに就任し、19年W杯で史上初の8強。現役時代はフランカー、NO8。196センチ、110キロ。