バスケットボール男子W杯(沖縄・フィリピン・インドネシア、25日開幕)に臨む日本代表(世界ランキング38位)メンバー12人が、事実上決まった。

14日、都内での代表合宿でトム・ホーバス監督(56)が“サプライズ発表”。須田侑太郎(B1名古屋)と金近廉(B1千葉J)が外れたことを明かした。本番直前の今日15日からは東京・有明アリーナでアンゴラ(同41位)、フランス(同5位、17日)、スロベニア(同7位、19日)との強化試合を予定。“本番仕様”で総仕上げの実戦に臨む。

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報道陣に囲まれたホーバス監督が突然切り出した。

「メンバーが12人が決まりました。(渡辺)飛勇はケガで出られません。外れるのは須田と金近」。

指揮官はかねて、最後の強化試合3試合の前には12人を決めたい意向を口にしていた。チーム内の競争激化により、正式発表は20日以降になるとの見通しもあったが、このタイミングで公表した。

「(開幕まで)あと11日しかないが、ベストなチームをつくりたい。飛勇のケガは大きかったけれど、井上(宗一郎)はいろいろな仕事ができる。サバイバルは終わり。ベストなメンバーです」

サポートメンバーとして追加招集されたエバンス・ルークを除けば、今回の代表合宿には15人が参加していた。このうち3人が外れ、メンバーが決定。大黒柱の渡辺雄は「責任は大きい。残りたくても残れなかったメンバーたちの思いも背負ってプレーしたい」とあらためて決意を口にした。

15日に戦うアンゴラについてホーバス監督は「セットオフェンスがドイツと似ている」と、W杯初戦で対戦する強敵をイメージ。NBAと選手会との労使協定で合流が遅れ、体調なども考慮して今月2、4日のニュージーランド戦は欠場した渡辺雄も出場を予定する。メンバーが固まり、いよいよ臨戦モードに入った。【奥岡幹浩】

○…ホーバス監督は12人の選定に最後まで迷ったことと明かした。選考から漏れた須田については「この6週間、(シュート成功の)パーセンテージが上がらなかった。原は2番(SG)、3番(SF)のポジションもできるから、そこで少し悩んだ」と説明。20歳の金近に関しては「まだ自信が足りないが彼は若い。スター選手になれる」と素質の高さを評価した上で、今後の成長に期待した。渡辺飛は12日のアンゴラとの実戦形式の練習で右腕を負傷し、自身のSNSで離脱を発表していた。