今週末のF1第18戦カタールGPを前に、現地入りした角田裕毅(アルファタウリ)はサーキットの縁石に懸念を示した。
カタールGPの舞台ロサイル・サーキットは元々2輪のMotoGP用に建設されたサーキットで、2021年にF1が初開催となり今回は2年ぶり2回目の開催。それに先だってサーキットは4万人収容のグランドスタンドやコース外周の観戦エリア、F1規模に合わせたピットビルディングやパドックの整備に加えて、コース自体も全面再舗装が行われ、縁石などコース各部に改修が行われた。
その縁石を乗り越えると、マシンが底打ちしてフロアにダメージを負う可能性があると角田は指摘する。
「2021年の時よりもアグレッシブな縁石になっているようで、その先のランオフエリアのターマックとの段差が問題で、縁石を越えてしまうと完全にマシンが亀の子状態になってしまうと思います。特にここは高速で走行しますし、今のマシンは車高がかなり低いので、たった1回でも大きな代償を支払うことになるかも知れません。エンジニアたちもその点を心配していました」
100km/hを下回るコーナーは1つしかなく、それ以外は中速・高速コーナーが連続するサーキットのレイアウト自体は好きだと角田は言う。
「高速コーナーが多くて空力効率が重要なサーキットで、走るのは楽しくて2021年は予選も8位でした。オーバーテイクが可能なサーキットなので予選よりもロングランペースが重要ですが、鈴鹿の予選が良かったのでマシンのパフォーマンスは心配していません」
シンガポールGPで投入した改良型パッケージの効果は、シンガポールGPに続いて日本GPでも発揮されたが、決勝ではタイヤ選択ミスで不発。空力性能が問われるこのカタールGPで好走が果たせれば、残り6戦に向けて拍車が掛かると言える。
(米家峰起通信員)


