36年ぶりに自力で五輪(オリンピック)出場権を獲得したハンドボール男子日本代表「彗星ジャパン」の吉田守一(22=ダンケルク)が30日、ユーモアあふれるトークで笑いを誘った。
カタールで行われたアジア予選で優勝し、24年パリ五輪出場権を得て前日29日に帰国。一夜明け、都内で他の代表選手と記者会見に臨んだ。吉田は強豪国のフランスでプレーし、今大会前には決勝のバーレーン戦でチーム最多10得点を挙げた安平光佑(23=ヴァルタル)と大会前に選手主体のミーティングを提案した。国内組、海外組が意見をすりあわせることで攻守が洗練され、韓国や中東勢の分厚い壁を打ち破った。
記者会見では吉田が「決勝ではパーフェクトに近いディフェンスができた」と充実感をにじませ、周囲からもこのミーティングの効果を口にする意見が続いた。一方で主将の東江(あがりえ)雄斗(30=ジークスター東京)は「吉田が毎回『ディフェンスはどうしましょう』と約束事を言ってくれる」と信頼感をにじませた上で「毎回、試合で最初にやられるのが吉田。本人が反省しているか分からないけれど」とバッサリ。和やかな雰囲気となった。
選手それぞれがMVPを選ぶ質問では、マイクを握った吉田が「皆さんご活躍されて、選ぶのが難しいけれど…」と丁寧に前置き。その上で「やはり、僕です」と続け、身長190センチ、体重108キロの22歳がトークでも存在感を示した。【松本航】


