ショートプログラム(SP)3位の千葉百音(木下アカデミー)はフリー141・25点の合計209・27点で2位に入り、初めて表彰台に上った。
「2位という結果がまだ信じられないけれど、自分がしたい演技としては練習通りのいい演技ができた」
冒頭の3回転フリップ-3回転トーループを降りると、ダブルアクセル(2回転半)や3回転サルコーを次々と着氷。滑り終えるとホッとしたような表情で、拳を握りしめた。
グランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス杯では9位となり涙の幕引き。試合前には頭がふらつき、氷の上に立っても足に力が入らなかった。
体力の衰えかと気に病み、帰国後に周囲のすすめで診療を受けたところ「運動誘発性ぜんそく」が判明。治療を始めて心身ともに整えることで、全日本に間に合わせた。
今春、京都の木下アカデミーに移籍したばかり。今季は結果が出ずに不安になる場面もあったが、浜田美栄コーチら周囲に支えられながら「全日本で結果を出せないとだめ」と覚悟を決めて挑み、2位に輝いた。 大舞台で結果を残したが「移籍した選択が間違いじゃなかった結末にしたい。まだまだその道の途中」。さらなる成長とともに、フィギュアスケートが「こんなに美しくて、きれいで、かつダイナミックな競技っていうのをもっともっと広めていく、その一員になれたら」と競技を盛り上げる一翼を担う構えを示した。


