自動車レースの全日本スーパーフォーミュラ選手権と同時開催されている2輪レースのJSB1000開幕戦は、荒天により予選がスタート直前に中止となった。
この結果、8日の練習走行の総合タイムから、長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)がポールポジション(PP)を獲得した。しかし本人は納得いかない表情。「複雑な気持ち。寒い中でお客さんは待ってくれていた。スポンサーやファンの人たちがせっかく応援に来てくれたのに、無駄な一日にしてしまった。何のためのレースなんだろうかと、不思議で仕方がない」と吐露した。
気温が低下し、コース上に小雪が舞う時間帯もあった。事故を防ぐための判断であることは、選手としてしっかり理解している。「そこはサーキットとしての判断を尊重すべきと思う」としたうえで、「じゃあ、なぜこうなったのかというそもそもの原因を突き詰めないと意味がない」。今季の開幕戦は、例年より約1カ月早いタイミングで実施された。「この時期にレースをするということは、こういう事態も想定していないと」と指摘した。
レースは常に危険と隣り合わせ。そのことはもちろん自覚している。そのうえで、「全日本選手権は趣味のレースではない」。プロレーサーとしての自負を強調した。
10日の決勝に向けては「みんなとしっかり良いレースをしたい。ガチンコのバトルを見てもらって、お客さんに満足して帰ってもらえたらうれしい」と力を込めた。


