Tリーグデビューとなった日本生命レッドエルフの竹谷美涼(たけや・みすず、16)が大健闘した。
木下アビエル神奈川戦の第3試合(シングルス)で、五輪団体2大会連続銀メダリストの平野美宇(24=木下グループ)と対戦。第1ゲーム(G)は2-8とリードを許しながら、7連続得点で逆転。最後は11-10でもぎ取り、超満員3176人の拍手を受けた。
第2Gも一時8-4とリードしたが、冷静にコースを攻めた平野に逆転され、ゲームカウント1-1。第3~4Gを落として、1-3(11-10、9-11、7-11、4-11)で力尽きた。初々しい表情で「すごく緊張していたけれど、自分のプレーができて良かった。ラリーで最後まで自分が振り切れないところは、もう少し磨かないといけない。バック対バックで、相手のバックサイドを攻められたことは、自信になりました」と貴重な経験を積んだ。
福岡県出身で大阪・香ケ丘リベルテ高の1年生。パリ五輪の裏で行われた8月の全国高校選手権(インターハイ)では、1年生ながらシングルス、学校対抗の2冠を達成した。村上恭和総監督(66)は中学3年時に五輪切符を得た伊藤美誠、16歳で全日本女王となった平野の名を持ち出し「卓球に関しては(年齢に関係なく)誰が勝ってもおかしくない」と前置きした上で「こういう機会があったら(試合に)出していって、一気に自信をつけてトップレベルまで上がってほしい」と期待を込めた。
パリ五輪では同じ08年生まれで、同学年の張本美和(16=木下グループ)が団体銀メダリストとなった。同じ時期に国内の大一番に臨んだ竹谷は「自分もインターハイっていうレベルですが、同期なので(張本に)負けたらいけないと思った。張本選手がいるから、自分も頑張れる。オリンピックで活躍できるように、頑張っていきたいです」と目を輝かせた。夢の実現へ、大きなステップとなるTリーガーとしての歩みが幕を開けた。【松本航】


