B3新潟は開幕の香川戦(27、28日、あなぶきアリーナ香川)に向けて調整を進めている。その中でB2福井から移籍のSG長谷川智伸(34)の存在感が高まっている。
実戦形式の練習中、選手間のかけ声が、ふと消えた瞬間、すかさず長谷川が叱咤(しった)。「もっとしゃべろう!」。それに呼応するようにチームメートが盛り上げる。プレーの合間には外国籍選手に自ら話しかけて確認。「積極的に話していく。日本人、外国人関係なく」。選手同士をつなぐ役割はすでに浸透した。
鵜沢潤監督(43)も「コート内でリーダーシップを発揮できる」と信頼を置く。Bリーグ発足時から滋賀、三遠、琉球とB1クラブでプレー。昨季はB2福井で60試合に出場した。ここまで6クラブに所属し、レギュラーシーズンは1季平均48試合に出場。3点シュートにドライブと幅広い攻撃に加え、しつこい守備。要所を抑えるプレーはどこにいても必要とされてきた。
新潟でもそれは同じだ。新主将のSG浜高康明(28)とは入浴施設に一緒に行くなど、コミュニケーション取る。リーダーの負担を軽減することも頭にある。鵜沢監督、PG五十嵐圭(45)、SG川村卓也(39)は三菱電機時代の先輩。「また同じチームでプレーできるのは楽しみ」。そして「チームが優勝できるように全力でやる」。今年35歳。ベテランの立場も自覚し、チームをけん引する。【斎藤慎一郎】
◆長谷川智伸(はせがわ・とものぶ)1990年(平2)11月9日生まれ、島根県出身。福岡大大濠から拓大に進み、卒業後、三菱電機(現B1名古屋D)に入団。16年から滋賀、18年から三遠、19年は琉球とB1クラブでプレー。24年はB2福井で60試合出場。ポジションはSG。183センチ、82キロ。


