26年ミラノ・コルティナ五輪出場を目指す松生理乃(20=中京大)が、フリー128・21点の合計194・39点で優勝した。

冒頭の3回転ループで乱れたが、その後は落ち着いて立て直した。回転不足や両足着氷など細かいミスはあったものの全7本のジャンプをまとめ、スピン、ステップシークエンス全てで最大のレベル4を獲得。伸びやかな演技で観客を魅了し、「点数も思っていた以上のものをいただくことができた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

先週イタリアのベルガモで行われたチャレンジャー・シリーズ(CS)ロンバルディア杯ではSP、フリーともにジャンプのミスが響き、自己最高から30点以上低い合計点で総合8位に終わった。「情けない結果。このままでは絶対にダメ」と自戒。力不足と受け入れ、この1週間はとことん自身に向き合ってきた。「ロンバルディアはいい緊張感が持てなかったけど、それ(失敗の経験)があったおかげでブロックに向けて必死に練習できた。極限まで緊張する試合になったけど、今できる精いっぱいは出せた」とうなずいた。

次戦はいよいよグランプリ(GP)シリーズ。来月24日に開幕する第2戦中国杯(重慶)が初戦となる。昨季は初めてファイナルに進んだが、まずは2戦でやり切ることが目標。「ここからが本番。今日のようなミスがあっては絶対にいけない。最終的に全日本で自分の思い描くような演技を」と意気込んでいた。