フィギュアスケートのペア「りくりゅう」こと三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が、今季限りで現役引退することを17日、SNSで電撃発表した。互いのXやインスタグラムを更新。連名で「この度、三浦璃来・木原龍一は今シーズンをもちまして現役を引退することを決断しました」と表明した。

りくりゅうは19年の結成以降、日本に数々の「初」をもたらした。達成した主な偉業は以下の通り。

◆22年北京五輪 個人7位で日本ペア初の五輪入賞。団体はショートプログラム(SP)、フリーともに出場し、日本団体史上初の表彰台となる銀メダル獲得に貢献。

◆22年世界選手権 SP、フリーともに3位で銀メダルを獲得。日本ペアでは五輪を含め過去最高順位で初の表彰台。

◆年間グランドスラム 22-23年シーズンはグランプリ(GP)ファイナル、4大陸選手権、世界選手権と国際スケート連盟(ISU)主催の主要大会全てで日本ペア史上初めての優勝を達成。同3大会を1シーズンで全制覇する「年間グランドスラム」は、全種目含めて日本フィギュア界初めての快挙。

◆26年ミラノ・コルティナ五輪 団体はSP、フリーともに世界歴代3位の高得点で順位点満点の10点を記録し、日本の2大会連続銀メダルに貢献。個人は日本ペア初の五輪表彰台で金メダルを獲得。女子で2006年トリノ五輪の荒川静香、男子で14年ソチ、18年平昌(ピョンチャン)両五輪の羽生結弦に続く優勝。

◆ゴールデンスラム 26年ミラノ五輪の優勝で、五輪、世界選手権、4大陸選手権、GPファイナルの世界主要4冠を、キャリアを通じて全制覇。日本ペア史上初の偉業で、男子の羽生結弦以来となった。

◆世界歴代最高得点 26年ミラノ五輪個人はフリーで世界歴代最高得点となる158・13点点を記録。22年北京五輪銅のミシナ、ガリアモフ組(ロシア)や同五輪金の隋文静、韓聡組(中国)などを上回った。

◆過去最大の逆転劇 26年ミラノ五輪の個人はSPでリフトのミスが出て首位と6・90点差の5位と出遅れたが、フリーで世界歴代最高得点で巻き返し、現行の採点方式で最大得点差を逆転して頂点に立った。SP5位からの金メダルは、五輪で加点方式の採点が導入された06年トリノ大会以降で過去最大の逆転劇。

【ありがとう!りくりゅう】写真で振り返る電撃引退 五輪金をつかんだ三浦璃来、木原龍一の軌跡