カーリング女子日本代表としてミラノ・コルティナ五輪に出場したフォルティウスのスキップ吉村紗也香(34)が24日、今季限りで現役を引退すると発表した。チームの公式サイトで報告。「カーリングを始めて25年、たくさんの方々に支えていただきながら競技を続けることができました」と感謝をつづった。現役最後の大会となり、3位だった今月の日本選手権後には、自身の去就について「今この場では答えられません」と話すにとどめていた。
20年5月に結婚し、23年12月に長男を出産。産休後に復帰し、育児と競技を両立していたが「『子供、家族の時間を大事にしたい』という気持ちが大きくなってきた」と、引退決断の理由を説明した。今季が始まる前にすでにラストシーズンと覚悟し「これが最後のオリンピックへの挑戦にしよう」と心に決めていたという。
常呂高時代から5度目の挑戦で五輪初出場を果たした。前回の北京五輪出場を逃した後の21年12月には北海道銀行とのスポンサー契約が終了し、フォルティウスとして活動を継続。困難を乗り越え、昨年9月の日本代表決定戦ではロコ・ソラーレらを退けて代表権を獲得した。本番では2勝7敗で1次リーグで敗退し、8位だった。
今後については、フォルティウスに残り「普及や育成、地域貢献をはじめ、チームの広報活動に携わりながら、これからもカーリングの魅力を伝えていきたい」と見据えている。
◆吉村紗也香(よしむら・さやか)1992年(平4)1月30日、北海道常呂町生まれ。常呂小4年で競技を始める。常呂高から札幌国際大をへて14年に北海道銀行入り。21年12月からフォルティウスとして活動。日本選手権は21、25年優勝。世界選手権は3度出場し、最高は15年の6位。五輪は26年8位。身長162センチ。


