自転車のBMXフリースタイル・パークは男子の中村輪夢(24=ウイングアーク1st)が金メダルを獲得した。小沢楓(環太平洋大)が2位に入り、女子の小沢美晴(モンスターエナジー)は銀メダルだった。

圧巻のパフォーマンスを終えると、ジャンプ台の上で両拳を掲げた。今大会から正式となった種目で、中村が初代王者に輝いた。1回目で92・80点を出してトップに立つと、2回目の試技を待たずに金メダルが確定。新技を交えてのウイニングランでは96・20点をたたき出し「やろうとしていたことをやりきった」と歓喜に浸った。

自ら勝利に花を添えた。後方宙返りしながらハンドルを軸に車体を横に2回転させる高難度の複合技「フレアダブルテールウィップ」に初挑戦して成功。高得点がスクリーンに表示されると、選手たちから水をかけられる手荒い祝福を受けた。

今大会の開会式では日本選手団の旗手を務めただけに「メダルは絶対」という重圧を感じていた。実力を発揮しての栄冠に「ほっとしている。ここに懸けて練習してきた」と大きく息をついた。

個性を出すほど評価されることが競技の魅力だと語る。目指すは違う頂だ。21年の東京五輪、24年のパリ五輪はいずれも5位。今回の勝利で「より五輪の金を取りたくなった」。28年ロサンゼルス五輪への決意を新たにした。