バドミントン混合ダブルスで五輪2大会連続銅メダルの五十嵐有紗(30=BIPROGY)が12日、日体大の東京・世田谷キャンパスで「月経とコンディショニング」をテーマにしたイベントに登壇した。中高時代に生理痛を男性指導者に相談できなかった経験を明かした。
当時は生理痛が重く、頭痛や腹痛で練習を抜け、トイレで横になることもあったという。それでも男性指導者には相談できず、「恥ずかしくて言えなかったり、言ってどうするんだっていうのもあったし、甘えてるんじゃないかとか、そういうふうに思われるのもすごい嫌で」と振り返った。
一方、相談しやすかった指導者の例として、渡辺勇大との「ワタガシ」ペアを指導したマレーシア出身のコーチを挙げた。「今日はガールズデー?」と気軽に聞いてくれたといい、「こんな軽く聞いてくれるんだっていうので、自分も今日、生理痛がひどいから練習ちょっと軽めにしてくださいとか、そういうコミュニケーションも取れるようになった」と感謝した。
渡辺には生理について直接伝えたことはなかったものの、体調への気遣いがあったという。「勇大くんが分かってくれる感じだったので、そういうのをくみ取ってくれて、『無理してやんなくていいですよ』とか声をかけてくれたりしてました」と明かした。
イベントには、陸上女子100メートル障害で24年パリ五輪準決勝に進出した田中佑美(27=富士通)、日体大の須永美歌子教授も登壇した。


