ミラノ・コルティナ五輪銅メダルの佐藤駿(22=エームサービス/明大)が、自己最高を2.77点更新する101.97点をマークし、2位発進した。
ISU公認大会で自身初の100点台に乗せ、大会3連覇へ好スタート。首位の三浦佳生(明治大)と0.93点差をつけた。個人の中立選手(AIN)として出場するロシア勢や五輪王者のミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)を抑え、日本勢が1、2位を占めた。
佐藤は「始まる前はすごく緊張感があって。みんな良い演技をしていたので、緊張があったんですけど、逆にリフレッシュできて、良い演技ができたのかなと思います」とうなずいた。初の大台突破には「今季の1つの目標としていたので、すごくうれしいです」とほほ笑んだ。
冒頭の4回転ルッツで出来栄え点(GOE)2.96点を獲得。続く4回転-3回転の連続トーループ、後半のトリプルアクセル(3回転半)も着氷した。全ての要素で加点を引き出した。
前日の5日には「ショートプログラムで100点を出せるように頑張りたい」と目標を掲げていた。9月の木下グループ杯からは、スピンやステップ、プログラム全体の流れを重点的に強化。24年四大陸選手権で記録した99.20点を上回り、目指していた大台を突破した。
五輪を終えて迎えた今季は、モチベーションの維持に苦しんできた。昨季はオフなしで練習を続けていたが、休んだ後に調子が上がった経験から、今季は週1日の休みを取るように。「木下杯に比べたら上がってきてると思いますし、大会でよりモチベーションが上がってくるのかな」。試行錯誤を重ねて迎えた今季GP初戦で、自己最高の得点を刻んだ。
フリーは昨季と同じ、4回転ルッツ1本と4回転トーループ2本の構成を予定している。


