ラグビーW杯日本大会で3度目の優勝を狙う世界ランキング5位の南アフリカ代表の一部選手が18日夜、同7位の日本代表との準々決勝(20日、東京・味の素スタジアム)に向け、会場で調整した。

通常は試合前日に会場で練習するが、19日にニュージーランド代表とアイルランド代表との準々決勝が行われるため2日前となった。

4日のイタリア戦で足首を負傷した「ポケットロケット」こと快足WTBコルビや、SHデクラークらがハイパントキックなどを入念に確認。ナイター試合のため照明を意識しながら「問題ない」と声を出し、リラックスした表情で汗を流した。

SOポラードは「ピッチが素晴らしい。日本は非常に強いチームでどんどんうまくなっているが、それは僕らも同じ。今回は4年前とは違うし、同じ間違いはしない」と必勝宣言した。

15年大会で日本に歴史的敗北を喫し、9月のテストマッチ(熊谷)では41-7で大勝した。今大会1次リーグでは大型FWを軸とした圧倒的なフィジカルを武器に最多27トライ、最多185得点を稼いだ。日本戦では、控えFWを通常より1人多い6人を置いた。フランカーのコリシ主将は「試合が待ち切れない。4年前の出来事は記憶に焼き付いているし、二度とあのようなことはさせない」と、3度目の決戦へ静かに闘志を燃やした。