ラグビー元日本代表プロップの中村直人氏(54)が19日、神戸市内で開かれたイベントに参加し、9月に開幕するW杯フランス大会で日本の優勝を期待した。

サントリー(現東京SG)時代の95年度に日本選手権初優勝に貢献。平尾ジャパンの一員として99年W杯に出場している中村氏は「日本が優勝すると思っています。たくさんのものを犠牲に頑張ってきた選手たちが『優勝を目指す』と公言しているのに、周りがそれより下の予想をするのは、ちょっと違うかな」などと持論を展開した。

中村氏は3戦全敗に終わった99年大会でウェールズ戦、アルゼンチン戦の2試合に出場。特にアルゼンチン戦は印象に残っているという。

「相手は世界一のスクラムと言われていました。前半は(FW第1列を)中道、薫田、小口。後半からサントリーのフロントロー(長谷川、坂田、中村)に変わったんです。スクラムトライを狙いに来たアルゼンチンに堪えた。とはいっても(選手は)堪える気はなくて、押す気でいった。全力で押しにいった結果、堪えるのが精いっぱいでした」

日本は今大会でも1次リーグ最終戦(10月8日)でアルゼンチンと対戦する。

期待する選手には同じプロップの具智元(神戸)を指名した中村氏は「セットピースが安定しないと、どんなに精度の高い攻撃を準備しても遂行できないんです」と分析。

優勝争い予想には「ニュージーランドにフランス、世界ランク1位のアイルランドや、順調に強化を続けているアルゼンチンも上がって来るかも知れないですね。超満員の完全アウェーの中で、日本が開催国のフランスと決勝戦を戦うのも面白い」と語った。

観光船で開催されたイベントでは解説者の村上晃一氏、藤島大氏とトークショーが行われた。

神戸港を発着する「boh boh KOBE」を運航する早駒運輸(本社神戸市)の渡辺真二社長は、神戸製鋼で活躍した元日本代表監督の平尾誠二さん(16年に他界)と親交が深く、その遺志を継ぐためにW杯開幕直前に今回のイベントが開催された。

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