ラグビーW杯フランス大会が8日(日本時間9日)に開幕した。開幕戦に登場したフランス代表(世界ランク3位)は、ニュージーランド代表(同4位)を27-13で撃破。初優勝を狙う開催国が、約8万人の観衆が見つめる前で、幸先良いスタートダッシュを決めた。
W杯初開催となった1987年(昭62)から10大会連続出場のニュージーランドは、これが1次リーグ初黒星となった。
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フランスは暑かった。キックオフは現地午後9時15分ながら、気温は30度を超えた。前後半には、ウオーターブレイク(飲水タイム)が1回ずつ設けられた。日本と変わらない異常気象。炎熱の中での戦いを制したのは、熱きフランスの男たちだった。ニュージーランドに、1次リーグで勝利した初めてのチーム。ガルティエHCは「自国開催で勝ったというのはすごく大事なことで輝かしい勝利」と胸を張った。
フランス競技場は沸いた。観衆は7万8690人。チケットは完売。サッカーのフランス代表FWエムバペ(パリSG)、FWグリーズマン(アトレチコ・マドリード)らも応援に駆けつけた。ラグビーW杯の公式X(旧ツイッター)は動画をアップ。フランス国旗を振り、大興奮するグリーズマンに後れを取り、時間差で喜ぶエムバペの笑顔も映し出された。21年の年間最優秀選手で、主将のSHデュポンは「国歌斉唱の時からファンの力を感じていました。ファンの声援が強く鳴り響き、試合を通じてファンの声援に力をもらいました」とうなずいた。
開幕戦にふさわしい熱戦。先制を許し、前半は8-9と折り返した。後半早々にも失点。ただ、フランスには試合を通して安定したスクラムがあった。15分にはラインアウトを選択し、そこから逆転のトライをマーク。相手の反則も誘発すると、ペナルティーゴールを2連発と寄せ付けなかった。ガルティエHCは「結果としては完璧な試合だった」。初優勝へ向けて、フランスが熱い。【栗田尚樹】




