スクラムは俺に任せろ!
ラグビーW杯フランス大会に臨んでいる日本代表(世界ランク14位)プロップ具智元(グ・ジウォン、29=神戸)が13日、17日(日本時間18日)にニースで戦うイングランド(同6位)のスクラム攻略に闘志を燃やした。
42-12で勝利した10日チリ戦で右膝を負傷。トゥールーズで行われたこの日の練習は見守ったが「1日1日良くなっている。試合に出る気持ちです」と誓った。
過去10戦全敗のイングランドに対しては、苦い思い出がある。
22年11月、敵地で13-52と完敗。序盤のスクラムは3本連続で反則を取られ、主導権を譲った。右プロップで先発した具の対面は、W杯2大会連続出場の28歳ゲンジ。組む前からの圧力で脚が下がって力が入らず、ハーフタイムには担当の長谷川慎コーチから「強気でいけ!」と叱咤(しった)された。
自身は手負いの状況下だが「今は修正できている。絶対にやり返せる自信がある。楽しみ」とプライドを示す。
4年前は第2戦アイルランド戦でスクラムを押し込み、具のガッツポーズが名場面になった。長谷川コーチがこだわるのは8人が同じ姿勢と意識で一体となり、相手には100%を出させない形だ。組む前に崩された前回を経て、同コーチは「負ける原因になった。1年間かけてやってきた」と力強く言い切った。
姫野和樹主将(トヨタヴェルブリッツ)、出場停止明けのピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)とFW第3列が復帰。具や、軽めの動きにとどめたリーチ・マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)がそろえば、経験を携えた陣容が整う。
相手のプライドをへし折る展開が、歴史的勝利に欠かせない。(トゥールーズ=松本航)




