【トゥールーズ(フランス)25日(日本時間26日)=松本航】ラグビーW杯フランス大会に臨んでいる日本代表(世界ランク13位)は28日(日本時間29日)、サモア(同12位)と1次リーグ第3戦を戦う。

この日は試合の開催地となるトゥールーズで練習。報道陣に公開された15分間でFWはラインアウト、BKはキックに取り組んだ。

12-34で敗れた17日(日本時間18日)のイングランド戦では、プロップの具智元(グ・ジウォン、29=コベルコ神戸スティーラーズ)が負傷交代。状態が懸念されたが「膝はすごく今、順調で調子がいいです。(スクラムコーチの長谷川)慎さんからは『サモア戦も、しっかり強気でジウォンからいけ!』と言われています」と引き締まった表情で明かした。

イングランド戦では先発したFW第1列の稲垣啓太、堀江翔太(ともに埼玉パナソニックワイルドナイツ)、具を中心にスクラムが安定。サモア戦でもセットプレーは鍵を握る。

イングランド戦前は登録メンバー入りを逃したシオネ・ハラシリ(横浜キヤノンイーグルス)と垣永真之介の両プロップ、フッカー堀越康介(ともに東京サントリーサンゴリアス)らが相手のスクラムの組み方を把握して実践し、出場メンバーの練習に生かされた。

試合メンバーとして登録される23人だけでない戦い。最年長37歳の堀江は「なかなかチャンスがこないことは僕も経験していて、すごくつらい」とオタゴ(ニュージーランド)やレベルズ(オーストラリア)時代を思い返し、言い切った。

「それでも文句を言わず、チームのためにコミュニケーションを取って、ラインアウトを合わせたり…。自分たちの時間を犠牲にしてやってくれているのが、非常に僕らのモチベーションになる。毎試合、毎試合『出ていない選手のために、体を張らないといけない』と思っています。なくてはならない存在です」

スローガンは「Our Team(アワチーム=私たちのチーム)」。FWの軸となる男たちは、支えとなる存在を忘れない。

【ラグビーW杯2023】次は2位争いサモア戦