17日まで続いた強制捜査で注目された午前の東京証券取引所で、ライブドア株(マザーズ市場)は、東京地検による証券取引法違反容疑での強制捜査を嫌気した大量の売り注文が殺到、売り気配のまま値段が付かないまま前場を終えた。
午前11時の前引け段階では、買い注文の100倍近くの2億6000万株を超える売り注文が殺到、値幅制限の下限となるストップ安水準での売り気配となった。なおライブドアマーケティングも売り気配のまま値段が付かなかった。
ライブドア株は昨年半ばまで300円台で推移、その後相場回復の波に乗って急上昇し、年末には700円を上回る水準になった。16日の終値は前日比3円安の696円。株価に発行済み株式総数を乗じて算出する「時価総額」は、約7300億円とマザーズ全体の1割近くを占める。
[2006/1/17/11:42]