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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第63回】

牛車腎気丸と運動療法を併用

現代医学が明かす漢方の威力

糖尿病のしびれ(3)

 愛知学院大健康科学科の佐藤祐造教授らは、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)が糖尿病性神経障害からくるしびれに効果が高いことを突き止めた。さらに、佐藤教授は、牛車腎気丸が糖尿病の発症予防にも効果があるのではないかと考えている。

 生まれつきの素因に肥満や運動不足が重なって発症する2型の糖尿病は、インスリンの分泌が低下すると同時に、筋肉などでインスリンの効きが悪くなる(インスリン抵抗性)ことが原因。インスリンの効きが悪くなると、血中のブドウ糖を筋肉などでうまく利用できなくなるため、血中にブドウ糖があふれてくる。これが、血糖値を高める原因となるのだ。いわゆる糖尿病予備軍の人が、運動をすると本物の糖尿病に移行するのを防げるというのも、インスリン抵抗性が改善して、筋肉などでブドウ糖の利用が高まるためだ。

 そこで、ネズミを使って実験が行われた。薬でインスリンを分泌する膵臓(すいぞう)のベータ細胞を破壊すると、糖尿病のネズミができる。こうすると、インスリンの効きも悪くなるそうだ。

 このネズミにインスリンとブドウ糖を投与して、インスリンの効きを調べた。「インスリンの効きが良ければ、ブドウ糖を入れても筋肉で消費されるので、血糖値は上がらないのです」。このとき、餌に牛車腎気丸を混ぜて食べさせておくと、ブドウ糖をより多く入れることができた。つまり、牛車腎気丸をのんでいると、インスリンの効きが良くなり、ブドウ糖が効率良く消費されることが分かったのである。

 「この結果をみると、将来は運動と食事療法に、牛車腎気丸を加えて発病を防ぐ方法もあり得るのでは」と佐藤教授。運動療法の専門家として、「薬より食事と運動療法を行う方が予防効果は高いのですが、実際には運動や食事は続けるのが大変。栄養士やトレーナーがついても達成率は半分程度です。食事と運動指導に薬を加えた方がむしろ発症予防には効率的なのです」。牛車腎気丸はその候補薬としても期待されているのだ。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

インスリン抵抗性の改善

 一酸化窒素の合成を阻害する薬を投与すると、牛車腎気丸によるインスリン抵抗性の改善はなくなる。したがって、一酸化窒素が関係しているとみられる。佐藤教授は今、患者で牛車腎気丸がインスリン抵抗性を改善するかどうか確認中だ。
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