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  この病気にこの名医
 

【第44回】

換気能力調べるスパイロメトリー

この病気にこの名医

COPD(慢性閉塞性肺疾患)(下)

 肺の末端の肺胞でのガス交換が十分にできなくなるCOPD(慢性閉塞=へいそく=性肺疾患)は、最終的には酸素吸入を行わないと生活が難しくなる病気。早期に発見して適切な治療を行うと進行が抑えられ、QOL(生活の質)を低下させずに共存が可能だ。

 その診断は、まずはスパイロメトリーで肺の換気能力を調べる肺機能検査を行う。「米国では『血圧計のようにスパイロメトリーをオフィスにも置いて測ろう!』と提唱しています。でも、実際には少なく、だから早期診断がなかなか進まないのが現状です」と言うのは日本医科大学呼吸ケアクリニック(東京・千代田区)の木田厚瑞所長(59=日本医大第4内科教授)。

 さらに、胸のX線やCT検査を行って、より詳しく調べて診断を下す。COPDと診断されると治療となるが、第1は禁煙から始まる。「禁煙によって肺機能の低下が緩やかになることが科学的に分かっています。だから、禁煙は治療の基本なのです」。

 第2が薬物療法。抗コリン薬、β2(ベータツー)刺激薬の吸入薬を使う。これらは気管支拡張薬である。「昨年12月から使えるようになった抗コリン薬のチオトロピューム(商品名はスピリーバ)は患者さんに好評です。もちろん、患者さん一人ひとりに合うかどうかは慎重に決める必要がありますが…」。

 第3は栄養指導。やせる傾向のあるCOPD患者では、それを防ぐ。

 第4は運動を行う。基本は持久力をつけるウオーキング。さらに筋力トレーニングも重要だ。

 第5は呼吸理学療法。「腹式呼吸と口すぼめ呼吸」や歩くときのリズムを体得する。

 慢性呼吸不全と判明したら「酸素療法」も行う。

 「あとは外に出るようにして活動的に生活していただくよう指導しています。快適でしかも長生きする生活を維持していただくために薬や酸素療法を行うのですから…」。

 ▼スパイロメトリー 肺の換気能力を調べる機具。「1秒量」や「1秒率」を測る。1秒量は最初の1秒で吐き出せる空気の量。1秒率は1秒量が思い切り息を吸って吐き出した量に占める割合。これが70%を切ると、COPDと診断される。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆COPDの名医◆

 ▽公立陶生病院(愛知県瀬戸市)呼吸器・アレルギー科・谷口博之部長
 ▽京都大学医学部付属病院(京都市左京区)呼吸器内科・三嶋理晃教授
 ▽大阪市立大学医学部付属病院(大阪市阿倍野区)第1内科・平田一人助教授
 ▽和歌山県立医科大学付属病院(和歌山市)第3内科・一ノ瀬正和教授
 ▽久留米大学病院(福岡県久留米市)呼吸器病センター・相沢久道教授
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