2大会ぶりの出場となった日本は10位だった。タイムは2時間3分1秒05。金メダルはROC(ロシア・オリンピック委員会)。銀がノルウェー、銅がフランスとなった。

日本は第1走者の広瀬崚(21)が好走を見せ、先頭のROCと58秒差の8位で2走の宮沢大志(30)へ。宮沢は10位と粘り、3走の馬場直人(25)は1つ順位を上げた9位でアンカーへつないだ。ラストを走った山下陽暉(22)は最後まで米国と競りながら10位でゴール。8位入賞には惜しくも届かなかったが、懸命に食らい付いた。

14年ソチ大会では、日本はレース途中で周回遅れが確実となり、アンカーへつなぐことができなかった。2走の宮沢は当時1走を務め、タイムなしで最下位の16位に終わる屈辱を経験。8年後の北京でこの日、4人で最後まで走り抜いた。

各チーム4人が10キロずつを走る競技。約3・3キロのコースを1人3周してつないでいった。前半の2人は「クラシカル」と呼ばれる走法で、コースに掘られた2本の溝に沿ってスキーを平行に保って進まなければならない。後半の2人はフリー走法で滑り方に制限はない。