男子の個人、団体とも銅メダルの宇野昌磨(24=トヨタ自動車)が、この日も3月の世界選手権(フランス・モンペリエ)に向けて練習した。

ショートプログラム(SP)の「オーボエ協奏曲」とフリー「ボレロ」ともに複数回、曲かけ。開始直後は転倒が多かったものの、中盤以降は4回転のフリップ、ループ、サルコー、トーループの4種を全て降りるなど好調を維持した。

メダリストとして20日のエキシビションに出演した後、帰国。日本では「まず歯医者に行きたい。左の奥の詰め物が取れちゃって硬い物がかめないので」とメダル2個を獲得した後に、まさかの報告。「(10月の)ジャパンオープンのころの写真を見てもらえば分かるんですけど、顔の左側がパンパンで、ずっと触ってました」と説明し、演技への影響については「ホントないんです」と笑い飛ばした。

世界選手権に向けては「昨日(ランビエル・コーチと)話したんですけど、フランスに入る前に少し(拠点の)スイスへ寄るかも。中京大でもしっかり練習できるので、今後の隔離期間の短縮状況などを見ながら考えていきたい」と話してリンクを後にした。【木下淳】