ドーピング違反騒動に揺れるROC(ロシア・オリンピック委員会)カミラ・ワリエワ(15)はまさかの転倒が続き、4位でメダルを逃した。

金メダルの最有力候補と目されたが、ジャンプの失敗が相次ぎ、141・93点と思うように点数が伸びなかった。

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演技後はコーチに抱きかかえられながら号泣。ワリエワは昨年末のドーピング検査で陽性反応が出たものの、スポーツ仲裁裁判所(CAS)から個人戦出場を認める裁定が下された。国際オリンピック委員会(IOC)はワリエワが3位以内に入った場合はメダル授与式を実施しないと発表し、前代未聞の混乱が続いていた。

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SNSでは、渦中にあるワリエワの精神状態について懸念する声が集まった。ツイッターでは「ワリエワ」や「ドーピング」などのワードがトレンド入り。「ワリエワのミス連発の演技を見て本当に悲しくなって後味の悪いフリーだったな」や「15歳にこんなことを背負わせて何やってんだよ」と怒りの声もあった。

また「ワリエワ早めに失格させて、ロシアの補欠選手を出した方が、本人やみんなにとっても良かったのでは」と代案もあった。