堀島行真(いくま、24)が、北京オリンピック(五輪)の日本勢第1号となる銅メダルを獲得した。4人が出場した日本勢で唯一、6人で争われる決勝3回目に進出し、81・48点と高得点をマークした。

予選2回目、決勝1回目を5位通過。前回平昌五輪は11位で敗退した決勝2回目を3位で突破すると、6人で争われた決勝3回目で、この日4回目の試技で最高得点という、尻上がりの展開だった。今季W杯3勝、全9戦で表彰台に立ってきた実力を発揮した。3日の予選1回目は16位で1発通過はならず。競技人生を象徴するように、回り道の末にメダルを手にし、4年前の雪辱を果たした。

オリンピックの男子モーグルでメダルを獲得するのは、前回平昌大会の原大智に続く2大会連続2度目。その原は決勝2回目に7位で敗退し、杉本幸祐は同じく決勝2回目で9位。松田颯は、予選2回目で敗退した。