5大会連続出場で、2大会連続銀メダルの渡部暁斗(33=北野建設)は日本人トップの7位入賞を果たした。

渡部は「金メダルが見えていたというか。(金メダルの)ガイガーが一緒に走っていたので。体力をもう少し残せれば、うまく走れれば、メダルがあったと思うと、ちょっと悔しさはありますが、ジャンプの悪さからすると、いい走りをして終えられたのかなとは思います」と話した。

終盤、追い上げたレース展開について「思ったより、他の選手がハイペースで入らなかったのが良かったのかなと思った。その分、最終周まで粘れました。ただ、コースのきつさと標高の高さもあって、やっぱり最後は(体力が)残ってなかったですね」と振り返った。

15日にはラージヒルの個人戦が控える。「こういう結果で、メダルがもう少しというところで取れなかったが、まずはかなり苦戦しているジャンプを」と課題を挙げた。「ラージヒルでは有言実行、金メダルを取れるように頑張りたい」と前向きに話した。