五輪3度目出場の高梨沙羅(25=クラレ)は、98・5メートル、100・0メートルの合計224・1点で4位だった。18年平昌五輪の銅メダルに続く2大会連続の表彰台はならなかった。ウルシャ・ボガタイ(スロベニア)が金、カタリナ・アルトハウス(ドイツ)が銀、ニカ・クリジュナル(スロベニア)が銅だった。伊藤有希(27=土屋ホーム)は13位、勢藤優花(24=北海道ハイテクAC)は14位、岩渕香里(28=北野建設)は18位だった。

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岩渕は1回目に94・5メートルを飛んで11位。「公式練習で思うように飛べなかったのですが、ここに来て1番いいジャンプでした」と手応えを感じていた。2回目は距離が伸びず、83・0メートル。順位を18位に落とした。「張り切って飛んだのですが、気持ちが先走って、タイミングが早くなってしまった。そう簡単じゃないと、また学んだ大会になった」と振り返った。

悔しい結果に終わったが、笑顔で手を振った。「全然、笑えるような状況じゃなかったのですが、応援してくださる方に、ありがとうという気持ちが伝われば」。思うような結果を残せなかったが「過ごした4年間はいろいろあって。私の人生において、今日はすごく大切な1日になりました」と話した。